ポルカを踊れ

躁と鬱の狭間で。

私には自尊心がある

今日はカウンセリングに行ってきた。画期的なことがあったのでブログに書く。

 

私は自尊心が低いというのが悩みだった。何かいつも置いて行かれているような、いつもひとりぼっちのような虚しさやさびしさに苛まれていた。両親が毒親だから、影響は大きかった。

 

去年の5月からカウンセリングに通い、自分を癒すことに努めてきた。前よりは精神状態が良くなってきたとは思っていたが、本当に私は良くなっているんだろうか、あまり変わっていないのではと感じていた。よく落ち込むし、死にたいと思うし。

 

今日のカウンセリングを通して、自分が成長していたらしいことを知った。自分と自分の周りの人達の絵を描いて、家族や職場など、誰がどこに所属しているのか線を引いて囲うように言われた。私は自分をどこにも所属させなかった。それは、私に自尊心があるからであるということだった。

 

こんなことでそれがわかるの?という気持ちもある。でもわかる気もする。ともかく、成長は素直に嬉しい。喜ぼう。

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そうこうしてるうちに1ヶ月過ぎ、その次のカウンセリングも受けてまた新たな衝撃があったが、それはまた別のお話。

 

先日、海外に行く友人を空港に見送りに行った。彼女とは幼少期から家族ぐるみの友人で、お母さんと一緒にアジアの国に移住するとのことだった。彼女には弟がいて、弟は私より九つ歳下だ。彼が赤ちゃんの頃から彼のことを知っているけれど、20代後半で再会して以来、私と彼は会う度なんとなく仲が良かった。そして、彼の母親と姉はそれをあまりよく思っていないようだった。

 

今回最初に親娘と空港で合流し、その後彼がやってきてすぐ、急に彼らのお母さん(以後お母さん)が、彼の赤ちゃんのころの話をし始めた。そして、私と彼が九つ歳の差があることを強調するのだ。うんうん。わかってる。言いたいことは。と思いつつ、よく覚えていらっしゃいますね、などと適当に相づち。

 

その後、彼と近況を話していると、彼の姉がやはり急に全く関係のない話題を持ち出してきた。もちろんその話にしっかり乗る。わかったわかった。彼と仲良くするわたしが悪かった。もうその後は、あえて彼と話さずに姉とお母さんと話した。2人は安心した様子だった。

 

悲しかった。九つも歳下じゃなければ何か違ったんだろうか。私じゃなかったら。わからない。息子・弟愛ゆえ、誰でも同じなのかもしれないけれど。

 

その後チェックインカウンターでいろいろあり、一緒に食事をするはずができずに三人と別れて一人帰った。はずだった。

 

途中空港内のコンビニでおにぎりを買い、駅のホームの化粧室から出てきたところで彼にばったり会った。二人には早々と搭乗口に行かせたんだそうな。

 

というわけで、彼と二人電車に乗り帰った。もちろん周りには人が沢山いたし、二人きりになることもなかったし、途中の乗り継ぎ駅で普通に別れた。連絡先も交換しなかった。

 

ただ、電車内でちょうど二人分席が空き、並んで座った時はドキドキした。少しも触れないように注意した。必死で平静を保って話題を持ちかけた。

 

彼が元気で頑張っている様子が聞けた。海外に移住する夢があるらしい。彼ならそのうち行くだろう。そして、かわいくてちょうどいい歳の差の女性と出会って結婚するんだろう。それがいいと思う。私も歳の差の大きい伴侶を眺めながらいつも引け目を感じたり、ヤキモチを焼いたりするのは辛い。

 

それに、思い返すと、空港での彼の振る舞いはなんとなく頼りなかった。チェックインカウンターで、母親と姉が出国できるかわからないような緊迫した状況になったがどこか他人事だったし、最初から家族の荷物を持つつもりもなかった様子。私が大きいトランクを代わりに持っていたが、代わろうとする様子もなかった。トラブルの最中に姉が体調を崩して、助けが必要だったが、とにかく搭乗口に行かせてしまったのもどうかと思った。

 

だから無い。彼は。私は彼といる時姉でいなければならないのだろう。あまりに弟らしい弟で、私は本当は妹なのに姉キャラを演じるのは辛い。残念だけど、彼を諦める口実には十分だ。これでいいのだ。これも私の成長の表れなんだ。無理なことを無理と言うのは、自尊心がないとできないから。私には自尊心があるから。

 

この日帰宅が深夜0時を回り、その疲労が数日後の今日になってどっと出た。今日は一日寝たり起きたりダラダラしている。できれば夕方出かけたいが難しいか。今日は無理しないようにする。