ポルカを踊れ

躁と鬱の狭間で。

20日目 映画「ビリギャル」感想

※※盛大にネタバレを含みます※※

 

 

映画「ビリギャル」見た。「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」。

 

これ仕事から帰ってきて何気なく見始めて泣いてしまった。現役合格したからじゃない、彼女の努力にでもない、この人を合格に導いた塾の先生に圧倒された。いや現役合格も彼女の努力もめちゃくちゃすごい、だけど、この塾の先生の肯定力がものすごくて。

 

金髪で塾にやってきた彼女に「カッコいい、僕にもファッション教えて」と言い、

簡単な小テストが0点の彼女の答案を見ながら「君の発想は天才級」「全問不正解だけど解答欄は全て埋めたよね」「その積極的な姿勢が実に素晴らしい」と褒めながら、

「とりあえずさ、行きたい大学決めてみようよ、東大は?」「ダサそう」「じゃあ慶應は?慶應ボーイって聞いたことない?」「なんかイケメン揃ってそう」「じゃあ慶應に決めちゃおう」と言って志望校調査票に書かせる、彼女が母親に「ケーオー行くことにした」母「どのケーオー?」そしてカラオケで友達と歌いながら小学校のさんすうドリルから勉強スタート。ここまでで映画開始約15分、私ボロ泣き。まだ2時間近くあると言うのに。

 

まあ塾の先生は生徒をやる気にさせるのが仕事だし、生徒を褒めるなんて当たり前かもしれないけど、でもここまで可能性を感じられないような状況で、こんな風に相手の可能性を掘り起こせるものなのか。こんな風に誰かに自分の可能性を信じてもらえていたなら、私の人生は全く違うものになっていただろうか。

 

まあ生理前ってこういうことで泣いたりしてしまうよね、と思いつつ。でもいい映画を見れてよかった。

 

今日の仕事はそれなりにそれなりだった、今はまだ小さいことでダメージを受けがちだけどもう少し強くなれるんだそのうち。ともかく進め。肉を食え。卵を喰らえ。胸を張れ。あーあ、お腹空いてきちゃった、プロテイン飲んで寝よ。おしまい。