ポルカを踊れ

躁と鬱の狭間で。

やーい、と叫べ

前回のブログに初めてスターを頂いた。ありがとうございます。素直に嬉しいです。励みになります。

 

今日はカウンセリングだった。今回は奇妙なワークをした。

私は中学生の時、友人から避けられてつらい思いをしたことがあった。それは母親から受けた痛みと酷似していたが、その時感じたことから始めて擬音にしてリズムに乗せて叫び、発散させるというもの。私から始めて、

私「ズーン」カウンセラー「ズーン」

私・カウンセラー「ズーン」「ズーン」「ズーン」「ズーン」

このズーン、には適当な手振りをつける。例えば手を上から下に振り下ろすとか。で、気の済むまでズーン、を言った後で相手(カウンセラー)に渡す動作をする。相手は何か別の音と手振りを考えて言い始めるので、すぐその真似をして一緒にやる。

カ「ドーン」私「ドーン」カ私「ドーン」「ドーン」「ドーン」「ドーン」カ(私に)「はい」

私「わーい」カ「わーい」私カ「わーい」「わーい」「わーい」…のように。

あとは、「サラサラサラサラ〜」とか「ジョワジョワ〜」とか適当な擬音で続ける。ご理解頂けただろうか。文章にするのは難しい。

途中なぜか心に来る擬音があり泣いたりしたが、やっているうちにだんだん面白くなってきた。「やーい!」とやるのは痛快だった。大人になると、なかなかリズムに乗って大声で叫びながら手を動かすようなことをする機会がないし、突然「やーい!」と言う妙齢の女性がいたら怖い。でも、妙齢でも「やーい!」と叫ぶのは楽しい。安全な場所で人は「やーい!」と言ってもいいのだ。

私はこれまであまり自分の気持ちを親を始め人に伝えることが出来なかった。親にずっと否定されて来たからだ。それで、カウンセリングの中でも自分の気持ちを出すのに時間がかかっていた。自分の気持ちがわからなかった。そんな私の気持ちをほぐすワークだそうだ。

実は先日、人前でひどく泣いたことがあった。定期的に行くセミナーで、心を動かされる文章が扱われた。普通は泣くような内容ではないのだが、わたしには母親の昔のひどい扱いを想起させるものでしかなかった。涙が止まらなかった。でもその後で予定があったので、途中で帰るわけにもいかなかった。とても恥ずかしかったし、誰も私に声をかけて来ず、皆引いたかな、と思った。

なぜこんなに泣いたのか。カウンセラーによると、感情を出せるようになってきたのでは、とのことだった。確かにこれまで同じような文章を読んでもここまで泣くことはなかったように思う。つまり泣いたのは進歩なのだ。私の気持ちはほぐれつつあるのだ。そう考えると、泣いたことがとても良かったことに思えてきたし、他人など気にせずに泣きたいと思えてきた。引かれてもいい。冷たくどうでもいい他人になど。

 私は泣いてやる。そして「やーい!」と叫んでやる。悔しかったら泣いてみろ。みんなで泣こう。そして笑おう。ゲラゲラ笑おう。そしてぐっすり眠って朝になる。そうやって生きていく。