ポルカを踊れ

躁と鬱の狭間で。

さつまいもを焼きながら失恋の話を書く

今さつまいもを焼いている。

無水鍋で15分おきにひっくり返して1時間くらい。

本当はレンジでお手軽にやりたいのだがうまくいった試しがない。

美味しいというさつまいもレンジ調理の方法、いろいろネットにあるけど、いろいろやったけどダメだった。向いてないんだ。我が家のレンジが古すぎるのか。

 

今日は久しぶりに甘いものをいろいろ食べてしまった。チョコレート、甘納豆、クッキー。普段は漢方医に禁止されているので食べないようにしている。瘀血なんだとかで。今日は結婚した友人の新婚旅行土産でもらったので食べた。少しずつ。美味しかった。

 

新郎のことは好きだった。ずっと気になっていた。気さくでいい笑顔のひとだ。誰にでもそうだ。

彼が婚約する前、少し関わる機会があったが、それがいけなかった。男性は婚約前、ハイテンションになり女性に馴れ馴れしくなる期間があると聞いていたが、その期間に当たってしまった。私は彼の交際のことを知らなかった。彼のことを好きになってしまった。彼によく話しかけた。楽しかった。

ある時、彼に話しかけたら拒絶されたような気がしたことがあった。そうか、と思った。話しかけるのをやめた。挨拶だけ慇懃にした。

程なくして彼の婚約の知らせを聞いた。

 

多分、拒絶されたと思ったのは気のせいだったと思う。でも良かった、それで。私は自分に対して面目を保つことができたから。あんな人好きじゃなかったんだから、婚約前にわかってたんだからと。

周りの人は気付いていたんだろう。特に新婦。でも変わらず接してくれている。まあそもそもそんなに仲良くもなかったけれど。元々私が仲が良かったのは新婦の姉の方だし。だからよそよそしいまではいかないけど、どこかいつも距離がありながら接している気がする。まあそんなもんだ。致し方ない。

新婦は良く出来た人だし、新郎は明るいし、楽しい結婚生活を築いていくんだろう、と容易に想像できるところが妬ましい。

今のところ心に小さい子供を抱えた私には得ることのできないもののような気がして、いいな、と思う。私も得たい。そういう相手を。今はそんな相手のカケラも見当たらない。

まあでも今は英会話を上達させたいという目標があるし、英語の先生が見つかりそうだし、良いポッドキャストも見つけたし、英単語アプリも悪くないし、こうしてブログも始めたし、自分の中の子供も癒し始めているし、小さいことだけど何か自分の人生が変わってきている気がするんだ。むしろ未来の夫に今出会うのは早い気もする。負け惜しみではなく。今は変化の時期だから。落ち着いたぐらいがいい。

本当に愛し愛されることのできる尊敬できる相手、心を許すことのできる相手を見つけたい。

 

焼けたさつまいもの味見をしたら、なかなか良い出来だった。ねっとり甘く、少し焦げたところも香ばしく。個人的にはもう少しホクホクの方がすきだけど、これもこれで良い。こうして失恋の傷が癒えていくといい。こういうことで。